2005年12月09日

寒さとともに、カジキ熱が収まって・・

    5年ぶりにエンヤが来日です。最近TVのCMなどでもよく耳にします。カジキシーズンの間すっかり忘れていたあのエンヤの透明感のある音を久しぶりに聞きたくなりました。新しいCDも出ているようですが、聞きなれたCDが落ち着いて聞き込めます。お気に入りのSPにセレクターを合わせてベストマッチ(オーディオはいつも自己満足の世界です)のアンプに切り替えて聞き込みます。聞き込んだはずのオーディオも久しぶりに聞くと耳が慣れてないせいか、しばらく音の世界に入り込めません。アンプはいつでも聞き込めるように電源入れっぱなしですが。(省エネの時代にあわないことやってます)

  スピーカーは中古で買ったセレッションのSL700。何十年か振りに私をオーディオの世界に引き戻したSPです。定価はそこそこしますが中古価格は高くないスピーカーです。音が悪いからじゃありません。このSPを鳴らしきるにはとてつもない努力と、したたかなアンプと相性の激しいCDプレイヤー選択が必要だからです。そこそこのシステムでも普通のいい音は出るのですが、相性のいいアンプやプレイヤーと組み合わせていくと、際限なくすばらしく美しい音を奏でます。もっとシステムを探せば、きっともっといい音を奏で始めるのでしょうが、追いかければ底なしの世界です。小型SPで肩を並べるのはクレルのLAT-2 しかないでしょうね。


寒さとともに、カジキ熱が収まって・・



   CDプレイヤーはGムンド、プリはJFローランド、メインはGムンド。(マニアックです)今現在の手持ちのシステムではこの組み合わせがベストです。Gムンドの味付けは好き嫌いあるでしょうけど、ピアノや弦の音の美しさは格別です。ピアノの余韻の中にダイヤモンドダストのようなきらめきが聞こえます。透明感のあるこのSPの音は、静寂にも音があることを教えてくれます。エンヤの透明感のある声と楽器の音が、セレッションSL700の後ろの空間に、夜露で湿った牧草の香りや、凛と冷え切った夜の奥行を見事なまでに浮かび上がらせてくれます。これも英国の音なんでしょうね。タンノイとはまた違った新しい英国の音ですが、私は英国のきれいな音作りが好きなようです。



寒さとともに、カジキ熱が収まって・・




Posted by キャプテン マオ at 11:39│Comments(0)
 
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